がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

鹿の湯@那須湯本

下郷の佐藤先生達と御宝前に行く予定だったが、天候が思わしくなく断念、高湯山信仰の史跡と会津中街道の史跡を案内して、シメは湯本の鹿の湯へ。

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殺生石脇にある明治38年頃の那須湯本の様子が描かれた絵に鹿の湯とともに行人の湯があることを説明。高湯山別当月山寺はこの地、鳥瞰図では那須小学校が描かれている場所にあった。しかし、こんな硫化水素ガスがきついところに学校を建てるなんて。湯本も子達も慣れっこだったのかな。

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正面玄関と受付脇がきれいになっていたが、湯屋のほうは昔のまんま。世界に誇る「普段着の温泉」ですぞ。

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42、44、46度とシフトアップ、せっかく来たのだからとマックスの48度の浴槽にも入ってみたが、30秒ともたなかった。指先がしびれるような熱さ。44度と46度をいったりきたりしながら高湯山のありがたいお湯をたっぷり味わった。県北には那須湯本温泉神社から分祀された温泉神社が80もあるのは、薬師如来など仏様のありがたさより、温泉治療で病が癒える実体験のほうがリアリティがあるからだ、高湯山/白湯山信仰のキモはつらい山行のあとの精進落とし、麓の温泉での癒しにある、などと持論をぶってしまう。入ってみればあながち間違いでないとわかるはず。

【那須】鹿の湯: 湯めぐり日記
鹿の湯・行人の湯混合泉ですと!