がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

ドンド焼きのトリゴヤを見て回る

中央コミュニティ近くの田ンボにどんど焼きのトリゴヤトリノス)が出来ていた。ろくに正月気分も味わえずにもう小正月だ。

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どんど焼きといえば小正月の行事。前から気になっていたんだがトリゴヤってその地区の個性が結構出てたりする。他の場所も準備が出来ているのなら、燃やされる前に見てみたい。丁度いいタイミングで休みになったので、各地のどんど焼き会場を巡っていろいろなトリゴヤをみてみようという次第。

まずは、前述の太夫塚、十九夜さんのあたり。

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太夫塚地区は数年前から「太夫どんど焼き保存会」が復活させた。前はヨーベニ裏の田んぼでやっていたが、駐車場拡幅のため会場を現在地に移したようだ。ここのは円錐型。数本の竹の支柱を組み合わせてその周りに藁をくくりつけている。「がらまき」とは何だろう?厄除け?建前で撒いてるようなやつ?

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正直、どこでドンド焼きをやる、トリゴヤを組んでるなんて情報は入手していないので、ホントに当てずっぽうに車を流して捜し歩いた。いわゆる旧村地区にも行ってみた。井口・遅沢・関根・槻沢・石林。・・あっれー、ないぞ?探し方が悪いのか、あるいはもっと通りに面してない、広い場所があるのか?接骨木・横林・高林・折戸・関谷を通って高阿津・大貫・上石上へ。が、どこにもない、全くないのだ。旧村地区は、やっぱり伝統通り当日設営なのかな?ちなみに去年、絵都蘭樹の斜め前あたりにあった西三島子供会のトリゴヤは今年は作らないみたいだ。

R4沿い土屋の八坂神社のスギ近くでトリゴヤを見たのを思い出し向かってみる。が、まだ準備されていない様子。
子供会の案内ポスターを発見。

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三角錐タイプだ。藁の印象がないのか竹の骨組みだけだ。いやいや、土屋のも記憶では太夫塚みたいなやつだった。
土屋で聞き込みしたおばちゃんの家の、修繕中の長屋門の中を見せてもらって雑談。長居する。

いったん昼御飯を家に食べに帰って、収穫がなかった話を母にすると、平沢でみたという。原街道沿いだ。早速行く。

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これはでかい。安定性のためか四方にワイヤーが張ってある。

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これも円錐型、というか四角錘?まだ造成中だ。さすが平沢。太夫塚よりも風格が感じられる。四方に篠竹を刺し結界を作っている。そもそも鳥居はデフォルトなものなのか?位置的には原街道というより、平沢から鷹巣方向、平沢の庚申塔の道標でいう大田原道、奥州荷物街道沿いと言うべき場所。

さらにライスラインに出ようと上の原方面に行ったところに

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もう一箇所発見!!

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箱型タイプ。竹をクロスさせずに地面に刺して、それに横枠をくくりつけてる感じか。懐かしい秘密基地っぽい。ちょっと藁の香りを思い出した。


どんど焼き=左義長 ウィキ
小正月どんど焼き行事の全国調査/NPO地域資料デジタル化研究会