がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

遊園橋工事中

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青葉通りと県道56号線の交差地点

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青葉通り鹿股橋架替え工事案内板

鹿股橋の架替え工事で青葉通りR400バイパスが通れなくなってしばらく経つ。今年の4月に工事は完了するはずだったが7月に延期している。青葉通りの福渡橋からこの地点までの開通は1988年(S63)のようだが、青葉通りの着工はかなり古く鹿股橋が架けられてから50数年経過しているとのこと(明賀屋社長ブログ情報)。融雪剤で傷みが激しく補修ではすまなかったようだ。

大田原土木事務所
一般国道400号鹿股橋(かのまたばし)架替工事の施工状況について

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遊園橋補修工事中

数少ない当ブログフォロアーの方からの情報、塩原温泉郷塩釜の遊園橋が修繕工事中とのこと。さっそく観に行ってきた。

 

garitune.hatenablog.jp

 

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遊園橋工事中

遊園橋とは・・畑下戸温泉の対岸、袖ヶ沢温泉にあった「萬人風呂霞上館」へ向かう専用道路の入口、箒川に架けられた専用橋のことである。

塩原温泉案内(1922)での袖の沢温泉の説明では
大正八年からの着手だが漸く完全の域に近づきて鹽原第一の名所に数えられる様になつた、鹽釜と畑下戸の中間より新道を開鑿して自動車の往復に差支へ無い。
とあり専用道路は完成しているように思われるが、大正16年6月18日発行(大正は15年までなのだが)のリーフレット「塩原袖ヶ澤温泉案内」(1926)においては、
目下専用道路開通を急ぎつつあり。近く諸車交通自在なり。
とあり、昭和元年時点では自動車の通れる専用道路は全線開通していないようだ。もともとの遊園橋の正式な開通は昭和に入ってから、ということになる。リーフレットにある「新塩原袖ヶ澤温泉入口」はこの塩釜地内のことなのか、もう一方のトテ馬車基地のある須巻温泉入口なのか?

garitune.hatenablog.jp

 

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 このコンクリートの遊園橋は、昭和32年(1957)に架けられた橋で既に63年が経過している。今回の工事は橋梁の寿命を延ばすための補強工事とのことで手すり等は特に新しくなったりはしないと思われる。
川岸に降りてみる。

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遊園橋20200519

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遊園橋20200519-2


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2008年撮影

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2008年撮影

よくわからんけどRCオープンスパンドレル(開腹式)上路アーチ橋、という分類になるのだろうか。清楚で美しい!!今回の長寿命化工事で充腹式になるのか、鉄骨アーチで添え木をするのか不明だが、いつまでも残ってほしい思い入れのある橋です。

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今回の情報によると、橋台部分に旧橋から新橋への移行した際の痕跡があるらしいのだが、足場に覆われていて確認することが出来なかった。工事完了後でも確認出来るものなのだろうか?2008年は河川敷に降りての撮影だったんで一段高いたもとの橋台部分はじっくり観察しなかったんだな。