台風や豪雨のあとの通行止め情報に出てくる「熊川の洗い越し」を観てきた。高林街道の東北道の陸橋付近。
東北道上りの側道を南に。陸橋をくぐると舗装路が終わり砂利道になる。堤防の手前に洪水時の制止線を張る支柱があった。堤防の丘を越えるとそこは・・。
コンクリートの沈下路が熊川を横断している。
熊川は蛇尾川同様、中流域は水無川で伏流しているが、蛇尾川と比べると川幅が狭い。1960年代から治水工事が進められていたが、1998年の那須豪雨では熊川が氾濫し浸水被害が起きた。決壊したエリアを含め引続き治水工事が進められている。
地図では表記されていないが、東北道下り側の側道も存在する。こちらは生活道路というよりあくまで管理路でかなり藪が茂っており西那須野・塩原IC方面への車両の通行は困難そう。
こちら側の沈下路のほうが雰囲気がある。
熊川は川幅が狭いから、中流域に何箇所も生活道路の橋が架けられている。どれも昭和30~40年代に架けられたような年季の入った橋でいい感じだ。
もちろん自然災害は恐ろしいんだけど、那須野ヶ原の地形と密接に関係している水無川に興味がつきない。