塩原温泉から上の原を通り新湯に抜ける道、「旧新湯道」は、日塩道路(もみじライン、基となる道は昭和13年(1938)に開通)が出来る以前、新湯と塩原温泉をつなぐメインルートだった。人幅しかなかった道を幅員5mの道路に拡幅し、市道旧新湯線として平成22年に完成。かつて塙坂十八曲と呼ばれた坂は快適な道路となった。
ホテルニュー塩原真向かいから塩原文化会館跡に上がるとその奥が旧新湯道。塙坂橋付近から見下ろす温泉街は絶景らしい。グーグルマップで確認したら、こんなマイナーなルートをストリートビューが通ってやがる!学校平塩の湯線同様、冬季閉鎖。
ここしばらく右ひじが痛い。この冬の雪かきで持病のテニス肘(いや、テニスの経験はないが)がぶり返したようだ。普段は痛み止めの薬を飲んで鎮痛シップを貼っているが、お風呂で温めるのが一番痛みがやわらぐ。今日はスタッドレスタイヤを交換する前に旧新湯道を通って塩原新湯で湯治と洒落込む一日である。
が、「この先冬期間 通りぬけ出来ません」の看板が。ははっ、外し忘れてるだけだよねぇ?・・嫌な予感。
まだ開通していなかった。案内板には閉鎖は4月15日までとある。また来ればいいさ。
結局もみじラインを通って新湯に向かう。この時期第一ヘアピンから見える山肌に、尾頭峠への道筋が残雪でくっきりと浮かび上がると師匠から伺ったのだが・・。
うっすらと、・・もう少し解けてからのようです。
新湯到着。路駐して上藤屋横の階段を降りて行こうとしたら「むじなの湯 大雪のため 温泉がぬるいため 入浴できません」の張り紙が。なんと。
それではと、今回は寺の湯にお邪魔することに。
先客は3名。ドアを開けようとしたら、一物をタオルで押さえておじいさんが出てきた。お湯が熱すぎて、ちょっと涼んでくるよ、だって。うめていない湯船は、那須湯本鹿の湯でいうと上から2番目くらいの温度?くぁっと体の芯までしみこむような良質のお湯。最高!出て行ったおじいさんが10分ぐらい戻って来なくて、ヒートショック? とか心配してたがちゃんと戻ってきて良かった。
ゆらめく湯面(ゆなも)をぼやーっと見ていたら、にごり酒が呑みたくなってきた。この前ヨーベニで買ったのは四季桜だったけど、塩原の酒屋だったら会津男山のにごりがあるかな。
30分くらい出たり入ったり、患部になじませていったのだが、なんだかヒフに異常が。刺激が強すぎて体中がかゆくなってきた。急いで体を拭いて、車に戻ってきたけどかゆみが収まらない。いつもの塩原ファミリー牧場りんどうの湯に寄って「仕上げの湯」。いやあ、満喫満喫。痛みも和らいだ気がする。