9月2日、なためさんと共に下野街道ウォーキングに参加してきた。下郷町あるもの探し実行委員会という処が主催。楢原宿から大内宿までの12.5kmを巡るツアーだ。下野街道(会津西街道)はいつかは辿らねばならないルートであるし、9/16に行われる会津中街道(宇都宮街道)小出通りのルートを考える上でも、大川西岸のメインストリート、下野街道のルート取りを把握しておく必要があるかなと今回の参加に踏み切ったわけだ。
7時ちょっと過ぎに受付場所の湯野上温泉駅に到着。バスで、出発点であり開会式が行われる楢原小学校豊成分校跡に移動。出発が9時半って、ちょっと待たされ過ぎ。どうやら東京からのツアー客の到着待ちの時間合わせだったようだ。下郷町を盛り上げようと頑張る町民主催の企画らしいので多少のグダグダ感はご愛嬌。湯野上温泉駅からのピストンは各温泉旅館の送迎で行われていた。
参加者約350人。こんな大規模なイベントに参加するのは初めてだ。
スタッフの皆さんも、雰囲気を盛り上げてくれます。キャラクターごとにちゃんと菅笠の種類も違うし、結構芸が細かい。衣装屋さんも大変だ。
股旅に遍路さんまで。出羽三山参りかはたまた白湯山?旅履では草履も藁草履のようにサイドを紐で固定することを初めて知った。
車通りの激しいR121沿いの楢原宿内はささっとスルー。くし型に家屋が並ぶ宿場町独特の町割りは寛永17年(1640)に整備された。実際の楢原宿は圓福寺から数軒までで、それ以南は後の時代に人家が建ったもの。昭和初期に大火があり、それほど古い建物はないのだろうが、戸板から軒までが長い漆喰壁の独特のデザインの建物が数多く残っている。出発前に圓福寺境内の樹齢550年の大ケヤキを観てきたが圧巻だった。右にカーブする現在のR121は、明治17年(1884)開通の会津三方道路によって開削されたルート。真っ直ぐ山の中へ入っていく道が国指定史跡、下野街道だ。では待望の旧道へ、いざー。
つづく