楢原集落の北端、R121から旧道に入る。楢原宿内からずっと、道の両側に八幡神社、雷神社の幟が立っていた。
やがて街道は山道にさしかかる。
八幡神社の階段下に関所が。右に上がっていくと雷神社がある。野武士?というか山賊っぽいイデタチのオッサンが格好いい。後で判明したのだが、今回のイベントの実行委員長だった(笑)
雷神社境内に上がる途中に、楢原集落を見下ろせる場所がある。これはナイスビュー。
林道を逸れ、車の通れない山道になる。このイベントのために下草を刈ってくれているようだ。通常道跡を辿るにはもっと根性がいりそう。何度か九十九折があり、ぐんぐん山に踏み入っていく。
八幡峠附近。植生が違ってきた。中付駑者のおねえさんが追い抜いていく。・・あの九十九折を来たのか?こんなトコ歩かされて、お馬さんもさぞ驚いていることだろう。
切通しを抜けると小池・板倉集落の畑作地帯に出る。この丘陵地帯が矢の原で、このあたり、字栗生にかつて矢の原の一里塚があった。会津城下の街道起点、大町札の辻から8里の位置になる。戦前まで片方が残っていたが、戦時の食糧増産の際に開墾され消滅したという。
近くに沢水が汲める場所があり、農作業に来ていた地元のおばあちゃんが話し掛けてくる。
はー 楢原からかい たいしたもんだねぇ その水は飲めるかんね ちめたいからぁ
辺り一面蕎麦畑の道を下ると、そこは小池村。次の宿場は近い。
つづく。