塩原温泉ビジターセンター主催の「紅葉ウォーク1 尾頭峠」に参加してきた。
尾頭トンネル上三依側入口~東京電力鉄塔22号~尾頭峠の分岐~高原道~大塩沢峠~大塩沢林道(元湯林道)~元湯近くの林道分岐、というもの。行程9.6kmのコースだ。
ビジターセンターからバスで尾頭トンネルの上三依側入口に向かう。トンネル左側に取り付きがある。ここからの道は現在は東京電力の作った送電線塩原線22号鉄塔へ向かう巡視路であるが、中世に作られた尾頭峠への道が元となっている。
大所帯60人のパーティがつづら折を上がっていく。ビジターセンターの地図には「37曲がり」と名称が付けられていた。馬追い唄でも口づさみたいところだが、ここは東電作業道。「おとこぉたちはぁ~そのむかしぃ~みんなぁ~たびにぃでかけたぁ~」と懐かしい東電CMの歌を歌おう。
22号鉄塔に着く直前、左から合流する道が現れる。これが明治の尾頭新道跡で、尾頭峠から上三依へと向かっている。途中崩落個所があり通しで辿ることはできない。途中山際を爆破して削った跡が残っていたりするそうだ。
22号鉄塔の立つ南東向きの斜面で小休止。
八方ヶ原・高原山方面。この位置からは手前の尾根に隠れて高原新田は見えない。
カシミールで強引に見てみる。鉄塔の上からでも見えない?
塩原温泉・小滝方面。森田草平の「煤煙」では、「尾頭峠」という地名が「尾花峠」と変えられている。。尾花とは「ススキ」のこと。「正体見たり枯尾花」の尾花だ(先日の教授主催「司」飲み会でまるみやさんから教わった)。今回尾頭峠附近でススキを見たのはこの斜面だけだった。それとも小滝から上ってくると、ススキの印象的な場所が他にあったのだろうか。