がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

県博物館企画展「江戸とつながる川の道」

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栃木県立博物館で企画展「江戸とつながる川の道―近世下野の水運―」を観てきた。

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ちょうど大田原市羽田小学校のキッズたちが見学に来てていっしょに楽しく見学した。展示は撮影禁止なのでロビーの高瀬船。

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栃木の水路、プロパで買えるとは思わなんだ 1979年の初版だよ! 今回の企画展の目玉は結局これだった。

 

旧新湯道

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塩原温泉から上の原を通り新湯に抜ける道、「旧新湯道」は、日塩道路(もみじライン)が出来る以前、新湯と塩原温泉をつなぐメインルートだった。人幅しかなかったこの道を幅員5mの道路に拡幅し、市道旧新湯線として平成22年に完成。かつて塙坂十八曲と呼ばれた坂は快適な道路となった。

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絶景の道路であり、眼下に塩原温泉を一望できる絶景のルートであるが、入り方が分かりにくいのであまり知られていない。このルートには二本の橋がかかっている。宇都宮藩主が行なった巻狩の図に「塙坂十八曲」という地名があり、下の橋を「塙坂橋」、上の橋を「十八曲橋」と名付けた。

 

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f:id:gari2:20140514130839j:plain十八曲橋のたもとに記念樹が。

f:id:gari2:20140514130934j:plain十八曲橋

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十八曲橋

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まさに十八曲がり。

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手前の白い建物が塩原文化会館だった建物。

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にごり酒温泉で湯治

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塩原温泉から上の原を通り新湯に抜ける道、「旧新湯道」は、日塩道路(もみじライン、基となる道は昭和13年(1938)に開通)が出来る以前、新湯と塩原温泉をつなぐメインルートだった。人幅しかなかった道を幅員5mの道路に拡幅し、市道旧新湯線として平成22年に完成。かつて塙坂十八曲と呼ばれた坂は快適な道路となった。

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ホテルニュー塩原真向かいから塩原文化会館跡に上がるとその奥が旧新湯道。塙坂橋付近から見下ろす温泉街は絶景らしい。グーグルマップで確認したら、こんなマイナーなルートをストリートビューが通ってやがる!学校平塩の湯線同様、冬季閉鎖

 

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ここしばらく右ひじが痛い。この冬の雪かきで持病のテニス肘(いや、テニスの経験はないが)がぶり返したようだ。普段は痛み止めの薬を飲んで鎮痛シップを貼っているが、お風呂で温めるのが一番痛みがやわらぐ。今日はスタッドレスタイヤを交換する前に旧新湯道を通って塩原新湯で湯治と洒落込む一日である。
が、「この先冬期間 通りぬけ出来ません」の看板が。ははっ、外し忘れてるだけだよねぇ?・・嫌な予感。

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まだ開通していなかった。案内板には閉鎖は4月15日までとある。また来ればいいさ。

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結局もみじラインを通って新湯に向かう。この時期第一ヘアピンから見える山肌に、尾頭峠への道筋が残雪でくっきりと浮かび上がると師匠から伺ったのだが・・。

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うっすらと、・・もう少し解けてからのようです。

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新湯到着。路駐して上藤屋横の階段を降りて行こうとしたら「むじなの湯 大雪のため 温泉がぬるいため 入浴できません」の張り紙が。なんと。

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それではと、今回は寺の湯にお邪魔することに。

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先客は3名。ドアを開けようとしたら、一物をタオルで押さえておじいさんが出てきた。お湯が熱すぎて、ちょっと涼んでくるよ、だって。うめていない湯船は、那須湯本鹿の湯でいうと上から2番目くらいの温度?くぁっと体の芯までしみこむような良質のお湯。最高!出て行ったおじいさんが10分ぐらい戻って来なくて、ヒートショック? とか心配してたがちゃんと戻ってきて良かった。

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ゆらめく湯面(ゆなも)をぼやーっと見ていたら、にごり酒が呑みたくなってきた。この前ヨーベニで買ったのは四季桜だったけど、塩原の酒屋だったら会津男山のにごりがあるかな。


30分くらい出たり入ったり、患部になじませていったのだが、なんだかヒフに異常が。刺激が強すぎて体中がかゆくなってきた。急いで体を拭いて、車に戻ってきたけどかゆみが収まらない。いつもの塩原ファミリー牧場りんどうの湯に寄って「仕上げの湯」。いやあ、満喫満喫。痛みも和らいだ気がする。


日光市歴史民俗資料館企画展「会津西街道の旧道をたどる」

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今市市内にある日光市歴史民俗資料館の企画展「会津西街道の旧道をたどる」を見てきた。今市図書館に隣接する施設だ。
古地図や絵巻の展示もあるのだが、今回の企画展は「たどる」の名のとおり地形図に旧道のルートを引き、街道筋の史跡や見どころをポイントし紹介する旧道ウォーカー必見の内容であった。近日刊行されるであろう「歴史の道報告書 会津西街道」の予告編ともいうべきものでぜひ展示内容をまとめた図録がほしいところ。予定ないならルート地形図コピらせてよ!

弥陀ヶ原@茶臼岳

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なんやかんやで辿り着けなかった茶臼岳南斜面の弥陀ヶ原を観て来た。

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弥陀ヶ原は、那須岳周辺を霊場とする高湯山信仰の拝所のひとつ。那須湯本温泉神社を入口とする高湯山側の拝所で、ヨシヤジから一の城戸の不動岩を経て、茶臼岳南東側の尾根上の平地、弥陀ヶ原に上ってくる。その中央には24体ほどの石仏群が御宝前を目指して登ってくる行者たちを見守るように鎮座している。

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高湯山信仰は高湯山(御宝前)、月山(茶臼岳)、毘沙門岳朝日岳)の三山一帯を霊場とする。地名や拝所名からも出羽三山信仰の影響が多くみられる。創垂可継に観音寺の祖、大光院元禄15年にこの地へ建立した弥陀の石像の話が出てくる。この阿弥陀像が地名の由来か。現存する石碑に阿弥陀像が一基あるが、これがその石像なのかは不明である。

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 多くは江戸時代に建立されたもので女性や子供のものと思われる墓碑も含まれる。かつてはあちこちに墓標が散在していたそうで、弥陀ヶ原は死者を弔う場所であったため拝所となったという。現在は塔碑を一箇所に集めてある。

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嘉永7年建立の高湯山碑

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文化4年建立 高湯山権現三十三度参 施主 野州芦野 鈴木七左衛門

このさき行人道はいったん不動沢に降り、沢を上がるようにして茶臼岳の頂上へ向かう。

野州那須温泉由来記(Google play 無料)
 高湯山開基の事

高湯山行人道 湯本温泉神社からヨシヤジまで - がりつうしん

姥ヶ平 - がりつうしん

高湯山御宝前への道 - がりつうしん

郡山の夜、はしご呑み

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 国道4号線の東側に平行してはしる県道355号線(本町通り、中央通り、大町通り)がかつての奥州街道(仙台道)の道筋だ。郡山宿は安積国造神社参道をはさんで上町と下町に分かれた宿場で10町の長さがあった。道筋は明治期にそのまま陸羽街道になったので枡形跡地の道のヨレと三春道分岐道標ぐらいしか当時の面影はない。仕方ないので、かつての花街の賑わいを彷彿させるネオンの明かりを撮っておこう。スーパー料亭大江戸ギャルズ(笑)

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ちょうど安積国造(あさかくにつこ)神社の秋季例大祭最終日だったらしく山車が出ていた。お囃子の拍子に付いて行きそうになるが、今回目的の店はそこの路地を入ったところにあった。

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 ホルモン大豊 本店(駅前店)
郡山市大町1丁目2-9

店構えからして期待大。

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ホルモンの油にまみれた年季の入った店内。壁のあちこちにバンドのサインや落書きが書かれている。玄関に怒髪天もあったな。バンドマンの打上げで使われるような男臭い雰囲気のお店。男前ジョッキの張り紙、一杯目の生ビは中生の値段で大生になるのだ。

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特上塩ホルモン、ガツ、ジンギス、カルビ、マルチョウなどなど。特上塩ホルモンは分厚くて包丁が入っているんだけど、ガツみたいな食感。後から味噌ダレのガツが来てちょっと混乱した。2杯目はホッピーにしたら焼酎の量がハンパなかった!

大町には古めかしい飲み屋が残っていて、余力があればそっちも訪ねたいと思っていた。

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味のじゅん天
郡山市駅前2丁目-8-21

昭和盛り場遺産ともいうべき味のじゅん天。カウンターは満席で奥の狭い座敷に通された。おかみさんがなんだかプリプリと怒っていて機嫌が悪そうだった。

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シロの塩とタレ、生姜。特製ニンニク味噌ダレがうまい。

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カウンターだったらまた味は違ったかも。

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味の串天
郡山市駅前2丁目-8-21

じゅん天の隣の味の串天。こちらが一番興味があった。創業60年近い老舗。

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色とりどりの短冊の中から、串のメニューをずうっと探してたんだけど見つからない。テーブルの上に串ものだけ載ったスタンドメニューがあったのね。

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郡山の楽しい夜は更けてゆく。