一昨年は市議選の余波で、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となった大田原花市。年末からの変異株の拡大で開催が危ぶまれたが無事開催となった。大田原花市は地元自治会の有志で組織された世話人会が運営している。
今回から会場を市役所通りより市道332大田原野崎線沿いの中央多目的公園付近に移している。白河信用金庫大田原支店前より栄町屋台収納倉庫前までを通行止めにし、ローソン手前から屋台収納倉庫手前までの300mに約150軒ほどの屋台が出店していた。感染防止対策のため、店同士の感覚を2m開け混雑時の密集を避け、接客はビニールシート越しで行い消毒を徹底している。
黒磯初市は昨年10月の時点で早々に中止を決定している。新型コロナウイルス感染の終息が不透明なこと、今後に備えての感染防止も考慮した決断である。海外の変異株の蔓延以前の時期ではあったが、考え抜いた慎重な判断であったと思う。
花市本来の目的である縁起物のだるまや熊手の屋台の出店も多く華やかだ。さすが県北の中心都市の花市だけあって規模も大きく集客も多い。
冷え込みは厳しいが、風もそれほどなく最高の花市日和だ。
花市・初市はその一年の商売繁盛を市神に祈るお祭りの意味あいもあり、新春からの賑わいで景気回復を占う商工会の気持ちもわかる。大田原市は大田原与一まつりをR4年度まで休止する。3年のブランクがどうお祭りに影響するのか、新型コロナウイルスで今まで通りの規模での再開が可能なのかわからない。
それまでは縁日・屋台好きにとっての県北の最大イベントは花市・初市サーキットなのだ。あ、去年は中止だったけどくろばね夏まつり花火大会があるか。
はし巻き、あげパン、小籠包。テキヤさんの商魂たくましい、次々登場する新しいアイデアの屋台にワクワクし、観て回るだけでも楽しい。
さあ、はやく帰って視察の成果で一杯やろう。