がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

民俗・行事・風習

タカントーロー

7月上旬はタカントーローの準備の最盛期だ。タカントーローとは高灯籠(たかとうろう)の栃木県北の方言で、お盆に初盆の家で立てる飾りである。青竹を十字に組み、てっぺんと横棒の端を杉の葉が挟み込まれた縄で結び、横棒に灯籠をぶらさげたものだ。今でも…

アメ地蔵

大田原の城山と元町の境の道を、蛇尾川の河川敷に降りていく坂の途中に「清水地蔵尊」がある。大女高の裏手の元町2丁目は、以前は清水町という名前であった。清水地蔵尊は通称「アメ地蔵」「いぼ地蔵」と呼ばれている。皮膚病やできものを治してくれるお地蔵…

さなぶり

おじさんが、さなぶりの祝いの餅を持ってきた。さなぶりは田植えの終わりに田の神を送る祭で、「さ」は「田の神」のこと、「なぶり」は「昇り」が変化したもので、田の神が天に昇るという意味だそうだ。さなぶり餅はホントは小麦で作る餅なんだが、やっぱり…

太夫塚の淡島様

「太夫塚郷土誌」より太夫塚6丁目、ヨークベニマル西那須野店の北西にぽっこりとした山がある、山というか丘か?淡島山(あわしまやま)、標高265.7m。その頂上には小さな祠があり、以前は地域子供会の夏の恒例行事で、淡島山の頂上に肝試しに行ったものだ…

太夫塚の十九夜様

太夫塚の6丁目、ちょうど建設中の400号バイパスのあたりに太夫塚の十九夜様がある。2月19日は十九夜様の縁日で、かつては団子やうどん、赤飯などをふるまって、ここ太夫塚の十九夜様も、多い時には100人以上も近所の女性達が集まり親睦をはかったという。「…

鷲子山か?光丸山か?

例年初詣は湯津上の光丸山神社に行っているが、今年はふと県境にある鷲子山神社に行ってみることにした。旧美和村と旧馬頭町の境に位置する鷲子山は、神社までの参道が細い山道で、正月は茨城県側が行きで栃木県側が帰りの一方通行だ。茨城側の参道沿いには…