大田原の城山と元町の境の道を、蛇尾川の河川敷に降りていく坂の途中に「清水地蔵尊」がある。大女高の裏手の元町2丁目は、以前は清水町という名前であった。清水地蔵尊は通称「アメ地蔵」「いぼ地蔵」と呼ばれている。皮膚病やできものを治してくれるお地蔵様で、願い事をする時にアメを供え、願い事がかなった時にもお礼にアメを供える。今もお堂にはたくさんのお供えのアメがあがっている。
うちの母は清水町の出なのだが、子供のとき、アメ地蔵の裏手の広場でのど自慢大会があり、参加賞のアメほしさに得意でない唄を皆の前で歌ったそうだ。夏には家の前に小さな灯篭を置き、清水地蔵尊まで灯篭の列は続いたという。灯篭の周りに貼る和紙に、今年は何を描こうかと楽しみだったそうだ。
下は皮膚科の先生で、日本石仏協会会員の方の全国のイボ取り神様調査のサイトなのだが、「ウイルス性いぼは、祈ることにより早く直ることがある」と、皮膚科治療における神仏による暗示療法の有用性を説いている。スゲエ。
いぼとり神様・仏様