がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

B定 IS BACK!!ふんよう豚バラ香料煮の再現メニューに出会う


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美原の「中華そばおおの」さん。最近知った無化調のラーメン屋さんなんだが、「ふんよう菜館」のいわゆるB定、Bランチの豚バラ香料煮が食べられるというのだ。

 昨年惜しまれつつ閉店した宇都宮二荒町の「ふんよう菜館」、荻窪のふんよう亭で修業したご主人が約35年前に開業。当時は学生客が多く、安価でボリュームのあるメニューが魅力だった。看板も出ていないあやしい店構えだが、当時からのリピーターや口コミで知った旨いもの食べたさのヘッズたちが足しげく通った名店。昨年1月の閉店の際にも別れを惜しむファンで行列が出来た。

 

garitune.hatenablog.jp

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「ふんよう菜館」のふんようとは中国山西省の都市、汾陽(ふんよう)のこと。荻窪「ふんよう亭」のご主人が中国東北部で食べた料理をもとに作り上げた味。暖簾分けである宇都宮「ふんよう菜館」の本格的な中華料理のテイストにはそういう理由があったのか。餃子に中華サラダ、唐揚げにチャーハン、なんでもうまかった。

 

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あれから1年、ふんようロスは収まらず、再開、あるいは継承する味の店の情報はないものか、と思っていた矢先の、地元県北からのビッグニュースである。


「中華そばおおの」さんは毎月29日のニクの日にこのふんよう豚バラ香料煮の再現メニューを提供している。「中華そばおおの」の店主さんはふんよう菜館の2階でお店をやっていたとのお話で、ふんようのおやじさんから直接レシピを伺ったとのこと。それってもうふんよう直伝、継承の味じゃないですかっ!!

かつてのふんようの2階といえば、伝説の夜のサテン 「マルコバー」。マルコバーの店主だった方は沼野田和のラーメン店、森商店をやっている方のはず。ネットで調べたらマルコバーは2012年閉店のようなので、それ以降に居抜きで入ったお店なのだろうか。それにしても、聖地と県北がこんなかたちで繋がっているのはおもしろいな。

グルメガイドイン関東+α マルコバー

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29日のニクの日当日、オープン前から並び、件の豚バラ香草煮込をテイクアウトさせて頂いた。単品2人前分だけど、タッパー持参だったので端肉をオマケしてくれた。

ふんよう閉店以来、何度B定を夢に見てヨダレで枕を濡らす夜を過ごしたことか・・。ふんようのカウンターに鎮座する豚バラ塊肉への思いがいま実体化したのだ。ボリューミィ!盛り付けのセンスのなさはご了承いただきたく。

 

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 晩ごはんにレンジで温め、家族皆で食べてみる。トロットロの肉片が口の中で溶けてうま味が広がっていく。ああ、この味・・。ふんようB定の味と繋がった記憶が、思い出が次々とフラッシュバックする。オリオン通りの雑踏と喧騒、輸入盤のレコードを取り出すときの至福の匂い、映画館の暗闇の中で上映を待つドキドキワクワク・・ 。ふんようファンの皆さん、県北のおおのさんであの味が堪能できますよ~!