がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

会津領内絵図を見に行く

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 なためさん・白石さん・まるみやさん・佐藤さんと「会津領内絵図」を見に、福島県立博物館に行ってきた。「会津領内絵図」は正保年間(1644-1648)に会津藩が幕府に献上した南北5.5m、東西4.3mの会津領内の地図。今回のイベントで床に広げられていたのは、その控え図の複製である。

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 幕府は国内統治のため、各藩に4回(慶長・正保・元禄・天保)国絵図と郷帳の提出を命じている。1里を6寸とする縮尺(約21,600分の1)で山や川とその名称、村名と石高、それを結ぶ道筋、そして一里塚(山)が描かれている。村と一里塚の距離まで書き込まれている。この地図の情報が信頼できるものなら、古道ルートや一里塚の位置の解明の糸口になるのではないか、ということなのだ。しかし、佐藤さんにより会津中街道沿いの集落の順番の間違いが発見され、また天保年間には開通していなかったはずの会津中街道ルートにも一里塚の印が入っていたりと疑わしい点もある。学芸員の話によると、実際に現地に一里塚が築かれているかどうかは別として、一里ごとに印が記入されているらしい。当然幕府に献上された絵図もあるはずで、ネットで調べたら国立公文書館のサイトで閲覧が可能だった。こちらは元禄に作られたものだ。博物館で見た正保バージョンとはだいぶ雰囲気が違っている。

 

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佐藤さんの案内で昼飯は「一風亭」で会津ラーメンを食べ、その近くの会津中街道沿いを散策した。地元の人気店「山田ダンゴ店」でデザート、「末廣酒造」で試飲&土産買いと充実した一日だった。

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 帰り足、なためさんのおすすめで田島町の「渡部書店」という小さな本屋に行った。郷土本が強く、書店ルートではない自治体発行の市町村史や教育委員会発行の本が店頭に並んでいて驚いた。店の人に聞いたら、町からの委託で扱っていると普通に答えてくれた。幻の福島県「歴史の道」合本シリーズの2があった。発行は昭和50年代。定価で入手できたのは奇跡か日頃の行いの良さのおかげか。