「奥州記行」という紀行文がある。江戸の住人、富田伊之(これゆき)が安永6年(1769)、みちのくの歌枕の名蹟を訪ねた旅の記録である。富田伊之の詳細は不明だが、おそらくは裕福な町人の隠居であろうか、風雅を好む知識人であろう。当時、俳句、川柳、狂歌…
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