がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

鳥野目の青面金剛道標

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鳥野目の青面金剛道標
明和7年(1770)36.99495, 140.02874
172.5×35×20cm(蓮華座52.5×51cm)

[正面]
明和七寅年
霜月八日
[正面台石]

右みのは
左大たら

鳥の目オートキャンプ場を上がったところにある青麺金剛の道標。平成に入ってから行なわれた那須塩原市の調査表からは道標と気づかなかった。
湯道(那須、板室、三斗小屋温泉に向かう道)沿いにある道標と思われる。段丘下の集落にも
江戸期の石仏が存在するので、いくつかに分岐して湯道のルートがあったのだろう。

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 右の箕輪は青木を越えて高林街道の集落。青木は明治以降の開拓なので、あの辺りに集落はなかったのか。右大田原は黒磯本郷町を通って練貫で奥州道中に合流するルート。塔碑の前にはタッパーに入った経文が。庚申塚も手間いらずの世の中です。