会津中街道の福島県側の名称を「松川街道」という。大松川区の宮内という集落に来ている。この辺りは最近になって甲子道路やバイパスなどの大きな道路が通り、車の行き来も多くなったが、すこし道を外れると藁葺き屋根の建物や、かつての道筋の名残のクランクが残っている。
小出通りと田代通りが合わさるのが、この宮内集落だと思うのだが、そんな場所に隠れ家のような蕎麦屋がある。重厚な蔵の隣にガレージを改造した飾らない作りの店舗がある。
店内には松川街道の写真が飾られ、ちょっとしたギャラリーになっている。こちらのお店は郷土史家の佐藤淳一さんの奥さまがやっているお店。
もり天そば 1100円 大盛 200円
地元のそば粉を石臼挽きの手打ちで提供している。お汁も自家製とのこと。じゅうねん(エゴマ)が添えられ、ふた通りの汁で楽しむことが出来る。昼時だけの営業なのだそうだ。
手打ちらしい食べごたえのある蕎麦。天ぷらもなんだか懐かしい感じ。新蕎麦の季節にまた来たいなあ。