友人の結婚式で 長野市に行く。
長野市といえば善光寺。善光寺参りの精進落としで栄えた門前町、権堂と鶴賀新地の名残りを観てきた。善光寺は寄らなかったけど。
大門跡付近
北国街道、善光寺の表参道沿いに位置する権堂村は、江戸中期より水茶屋や揚屋などが多く集まる遊里として栄えた。明治11年、公娼制度により権堂の東に集団移転して作られたのが鶴賀新地。木柵で巡らした東西百二十間、南北八十間、面積一万坪の土地に四十数件の妓楼があったという。
仲ノ町通り 東鶴賀側より
新地跡はかつての繁栄の名残は全くないが、権堂から西鶴賀にかけての一帯が長野市随一の歓楽街となっており、場末の東鶴賀はまばらに飲み屋とラブホテルがある程度で、更地を駐車場にしたと思われる場所が目立った。格子状の区画が唯一残る面影か。大門より一直線の通りを仲ノ町、仲ノ町の南裏通りを住吉町、北裏通りを松ヶ枝町といった。
東鶴賀 三神社にある「鶴賀新地」標柱