がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

小結の湧水

PUUさんに伺った小結集落の湧水を見に来た。りんどう大橋の小結地区側の袂にある。
りんどう大橋はH15年3月完成。橋から川面までの高さは約60m。

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八坂神社前から橋下をくぐるようにして集落内の民家を繋ぐ道が延びており、そこから段丘下の畑に向かう坂がつけられている。湧水は坂を下りた畑の前にあった。

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GPSで見ると、街道沿い八坂神社鳥居付近で標高406m、湧水口前で標高386m。

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湧水の前には、かつて使われた里芋洗い用の石臼が。畑で作業していたおばあさんに話を聞くことが出来た。かつては今の場所より数十m奥まった場所に湧水があったが、りんどう大橋の建設に伴い埋められてしまった。しかし、長年集落の生活用水として使われてきた湧水なので、湧いている場所から法面まで配管工事をしてもらい、湧水が埋まらずにすんだという。

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かつて湧水があった付近。その近くには大きなもみじの木があったという。工事で切られてしまったが、新たにもみじの若木を植樹したそうだ。かつてこの付近の断崖は、夏場の豊水期にはあちこちから湧水があったという。毎年12月25日に水場の掃除と感謝を祈る例祭が今も行われているという。