がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

那須の漬を探そう

大正だか昭和初期に大田原の名物として一世を風靡したという「那須の漬」。どうやら福神漬けのようなものだったらしい。以前、教授と呑んだ時に建物が残ってるよ、と教えて貰ったことがあった。ずっとこの話を忘れていたのだが・・。

先日、薬師通りを車で通ったら、ふと「那須の漬」のことを思い出した。大田原図書館の蔵書には’71年のゼンリン住宅地図があるんだが、確認したところ、製造元の「那須の漬本舗」は仲町にあったらしい。コピーをとって薬師通りに戻ってきた。

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確かにこの辺のはず。新富交番隣の商家。大田原宿内に残る数少ない情緒のある建物の一つだ。これはたしか馬喰宿だったと紹介されていたような・・。
(この建物は2012年頃に取り壊され更地となっている)

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位置的にはここなのだ。'71住宅地図では世帯主名は書いておらず、ただ「那須の漬本舗」とある。

家に帰ってきて、画像を見直して気付いたのだが、

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シャープ電化センターとの間の、シャッターの上に薄く「NASUNOZUKE」の文字が確認できる。ここを通った時、那須野漬のことが脳裏に浮かんだのは、この文字が閾値下の情報として目に入ったからだろうか。この商家が「那須の漬本舗」だったのかはもう少し調べてみなければなるまい。

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