下伊佐野堀ノ内のまるめしあん。
下伊佐野堀ノ内といえば伊佐野道(石上道、伊佐野側からだと大田原道)の到着点。R4日産プリンス脇から法善寺、伊佐野道の馬頭観世音前を通り箒川渡河、雲入から堀ノ内というルートは現在でも地図上で推定できる。石上は大田原藩領で助郷だけど、伊佐野は幕府領だった。
雲入から箒川、石上方面
箒川の伊佐野付近は川沿いが崖になっており、唯一雲入地区が入り江のように落ち込んでいる。かつては沢が流れ込んでいた場所なのだろうか。伊佐野に向かうには都合が良く、古くから箒川の渡渉点だったようだ。
渡渉点 雲入側から
かどやさんからの情報、この渡渉点、十数年ほど前までは、伊佐野側の集落の有志が簡易橋を掛けていて、ちょっとした行き来はしていたそうなのだ。下大貫在住のおばあちゃんは実家が平野だそうで、嫁入りはこの橋を渡ってきたんだ、と話してくれたっけ。
雲入の馬頭尊 天保6年
堀ノ内の泉街道合流点
中世、堀ノ内には伊佐野城があったわけだが、その後もこの地域を支配・管理する有力者の住居がここにあったようだ。箒川を越えて泉街道に出るには、宇都野橋以南は野崎橋から(かつては山田街道で)山田宿、そして泉の屋敷橋を渡るルートの間が全くない。雲入に橋があれば何かと便利なんだが。そんなに需要はないか。そういえば高阿津~金沢に橋を造っているという話を聞いたが。高阿津道を下りていった処か?
べつに伊佐野道を歩いて行ったわけではないので、古道の話はこのくらいにして。
11時20分ぐらいにまるめしあんに到着。早速オーダー。
白濁ラーメン(鳥白湯) 700円 (ツマ)
白みそラーメン 700円 (上の子)
塩ラーメン ボンゴレビアンコWSP 980円 (俺)
アサリとしじみのダシが効いた塩ラーメン。俺はしじみ汁に目がない。「サッポロ一番塩ラーメン」にしじみのダシを入れて(しじMIX)食べてみたいと思うほどに。それにしてもしじみダシはこんなに主張するものか。うまいよー。
どんぶりじゃないので、口からむかえにいけない。もう、ごっくごく味わいたいのに!
この塩ラーメンのスープを味わってから、白濁・白みそを味見させてもらったら、ちょっと物足りなく感じてしまった。ツマはやわらかほそ麺好きの人なので評価はいまいちであった。塩ラーボンゴレ体験すべし。
まるめしあん
栃木県矢板市下伊佐野1026