がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

冷や汁(ヒヤジル)

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うちの夏の定番メニューに「冷や汁」がある。

冷や汁っていうと、九州地方の郷土料理で、ぶっかけめしなんだけど、うちのはちょっと違う。
うどんにかけるめんつゆなのだ。

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作り方:みそと砂糖を水で溶かす。きゅうりの輪切り、すりごま、ごまを入れる。水で薄める。
真夏は濃い目に作って氷を入れる。

周辺の人に聞くと、この辺の郷土料理というわけではないらしい。母のおばあちゃんがよく作ってくれたそうで、清水町の母の実家では定番メニューだったそうだ。ばあちゃんは佐野出身の人だったらしい。佐野といえば、耳うどんとか独特の郷土料理がある処なので、冷や汁的な文化があるのかもしれない。個人的には、戊辰の役梁田の戦いのあと、転戦する新政府軍(薩摩・長州藩兵あたり?)が佐野の庶民に冷や汁の味を伝え、ウドンブチの名手だったばあちゃんの実家で現在の形になった伝統料理、ということにしよう。

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sayokoさんにいただいた某製麺所のそうめん(生麺!)に合わせる。ウマー!!普通の醤油+だし汁より濃厚で、夏バテしてても食がすすむんです。ありがとう!新政府軍!!と、sayokoさん。