がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

高湯山大権現詣で

義母と茶臼岳に登ってきた。昨日から楽しみにしていたのだが、朝起きると曇り空。山の上ならすっきりと晴れていないかと思ったものの、ロープウェイ那須山麓駅は小雨模様、霧が立ち込めている。頂上駅に着いて天候が変わらないことを確認し、ロープウェイ山頂駅―牛が首―無間地獄―峰の茶屋跡―山頂―ロープウェイ山頂駅のコースにする。天候が回復すれば、峠の茶屋側に下りてロープウェイ駐車場まで戻ってこようと思う。

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高湯山(たかゆさん)登拝が念頭にあったので、高雄温泉側から牛ヶ首に上がってくることも考えたが、義母も一緒だし、9合目からのお手軽登山である。・・それにしてもこの天候。なんとか晴れ間は覗かないものか。




高湯山とは、茶臼岳南西部の山中に湧出する温泉「御宝前(ごほうぜん)の湯」をご神体とする数箇所の拝所を備えた霊場の名前で、山岳そのものの名称ではない。湯本温泉神社の本殿脇の参詣路入口から入山し、高雄温泉、牛ヶ首を通り、茶臼岳、(南月山)、高湯山御宝前、朝日岳の順に三(四?)山登拝を行うものである。江戸時代、高湯山は寺院による支配を受けていたが、廃仏毀釈の影響により「那須嶽神社」となる。現在その祠は茶臼岳の頂上にある。

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殺生石にある「(アーンク)高湯山大権現」の碑

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風はたいしたことはないが、霧が濃い。そんななかカメラを露にさらして大丈夫かと思いながらも、バシバシと撮りまくった。これで下界が綺麗に見えてくれれば。

 


牛ヶ首にて。当初はポンチョを着込んでいたが、それほど濡れないので脱いでしまった。・・なんかすごい格好だな。

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「無間地獄」を通る。明治時代以降、硫黄鉱山のトロッコ軌道が敷かれていたルートだ。ゴーゴーと蒸気の音を上げる噴気口と硫黄臭。活火山ていう言葉は今は使われてないの?茶臼岳噴火60年周期説って中学の理科の先生が云ってたが。

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峰の茶屋手前で折り返して茶臼岳山頂へ向かう。途中、おチビちゃんたちとすれ違う。佐野市の風の子保育園の年長さんたち。5,6歳児だよ。スゲー。ウチの子は果たして登れるかなー。



「お鉢廻り」をしてからついに頂上へ。ちょっとだけ青空が。



着いた!頂上の那須嶽神社。次回登拝の際には晴れますように。23日の白湯山鳥居開眼の日が晴れますように。

行程ほぼ3時間。帰り際に温泉神社の足湯に入って疲れを癒しました。