牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件を観に福島市にあるフォーラム福島にやってきた。話題牯嶺街少年殺人事件をフォーラムで!午後からの上映だったので行きは高速を使わずに国道4号線をずっと北上した。3時間ほどかかってしまったが、国道沿いの街並みの変化を楽しみながらの道中、かつて道の駅の役割を担っていた昔ながらのドライブインや食堂がわずかに残っており、今のうちに訪問しないと次に通るときには無くなってしまいそうでいろいろ寄り道してしまった。
フォーラム福島で今日からクーリンチェ少年殺人事件の上映 14:15から一回だけ 栃木からでも早起きしないで行けるのイイ
— がりつう (@garitune) 2017年5月19日
今日はフォーラム福島に油淋鶏、もとい、クーリンチェ少年殺人事件を観に行くよ 行きは国道でブコフ巡りしながら 挫骨神経痛とのたたかいになりそう
— がりつう (@garitune) 2017年5月24日
福島県立図書館ほんとカッコイイ 信夫山の麓に県立美術館と図書館が池を挟んで左右対称になってる 入るとすぐのところに震災関連(もちろん原発も)資料が配置されて利用者の重大な関心ごとを反映させてる 地域資料がど真ん中になってるのもイイhttps://t.co/ha9HzBNeow pic.twitter.com/GF7WcCjjbw
— がりつう (@garitune) 2017年5月25日
地元にもフォーラム那須塩原という4DXまであるシネマコンプレックスのどでかい映画館があるが、その経営母体である「フォーラムシネマネットワーク」とは、市民出資による、良質な映画を地方でも鑑賞できる環境を提供するために設立した会社なのだ。フォーラム那須塩原も、映画館の空白地であった栃木県北地域にフォーラムが映画館を作ってくれたかたちだ。
そしてフォーラム福島だが、街中の小さな映画館なんだけど、建物がいくつか点在してシネコンを形成している。
フォーラム福島(現在6スクリーン)は、市民出資による「市民の映画館を建設する会」から1987年に生まれました。年間上映本数は平均200~250本。映画の選定基準は全国ロードショーや独立系の区別なく、良質な映画を幅広く市民に紹介しようという方針で運営しています。また、プログラムは劇場スタッフが仕掛けるだけでなく、大学や市民団体、映画ファンなど地元市民自らが劇場側に働きかけることで上映会が決まり、実現していくという流れも大切にしています。
「牯嶺街少年殺人事件」観てきた 福島フォーラムのちんまり感の心地よさよ!フォーラムの意義を改めて噛みしめた遠征だった 断固支持!https://t.co/fdPtXnbP74 pic.twitter.com/u8nHDo1exd
— がりつう (@garitune) 2017年5月25日
上映時間が4時間ということで、フィーリングが合わなかったらどうしようと思っていたけど、光と影の素晴らしい映像表現に惚れ惚れし、思春期のもどかしさに身悶えしつつの あっという間の上映時間だった。上映後は放心状態で、カウンターに預けていた車のカギを忘れて建物を出てしばらく歩いてから我に返ってあわてて映画館に戻ったのだった。