佐貫観音奥之院ご開帳当日。朝8時過ぎには現地に到着。
祭壇に供えられているご宝物を見せて頂く。中央がかつて佐貫大悲窟に納められた阿弥陀曼荼羅。左右は今回のご開帳で納めるという金と銀の仏像。もうひとつの宝物である和鏡は展示されていなかった。
下野國
氏家郡讃岐郷巖掘
修造事
勸進 沙門阿弥陀佛
大檀那 右兵衛尉橘公頼
建保五年丁丑二月彼岸第
三日 金銅佛奉堀
出畢
表面は中央に阿弥陀如来、周囲に菩薩と天部仏を配した半肉像。裏面の陰刻は上の通り。内容は建保5年(1217) 宇都宮朝綱の三男である氏家氏の祖右兵衛尉橘公頼が大旦那として佐貫大悲窟(奥の院)を開いた、その際に秘仏の金銅仏を納めた という意味であると思うが、金銅仏を補修したと解説する資料もある。当時氏家からこの地佐貫までの一帯は氏家氏の支配下にあったと考えられる。この建保5年が、奥の院の建造のみでなく磨崖仏が彫られた年であるという説もある。縁起ではお約束の大同元年。うーん眼福眼福。
おもしろかたりべ (でごまづ流へでなし語りべ) ほんで、来ましたよ!!136年目が!!!
さとうもとこさんブログ
2015/03/23 18:07
さとうもとこさんブログの画像、この時いっしょに撮影したのだがすごくよく撮れてる!立体感、ご宝物感があってすばらしい。
8時半からの 新観音橋安全祈願祭 皆正装の招待の方で自分は正直に「あの祈願祭撮影したいんですけど」って受付の人に聞いたらやんわりと断られた さともこさんにその話したら「私バッチリ観たもんね はいどうもどうもって挨拶してするっと通れたよ」 だってw さともこさんらしいエピソード
— がりつう (@garitune) 2015年3月15日
民話採集家で民俗探訪家で夜話語り部のさとうもとこさんは本日「It’sきたかん」の放送日。間に合うように佐貫を発たねばならない、程よくネタを拾いつつ。
新観音橋渡り初め前の記念撮影 お稚児ちゃんたちかわいい!
佐貫村について。「和名類聚抄」には「之保乃野(しほのや)」の六郷のうち「散伎(さぬき)」の郷名があり下野国塩谷郷のうちのひとつ。鎌倉・室町期にわたり宇都宮氏・氏家氏の支配下にあった。近世ははじめ宇都宮領、寛延3年(1750)より下総佐倉藩領、安永3年よりまた宇都宮領に戻る。ここ観音岩の元に真言宗塙田能延寺末寺の岩戸山慈眼(じげん)寺観音院があったが、廃仏毀釈により廃寺となる。