がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

新町のケヤキ、伐採に

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宇都宮市新町の大ケヤキが切られると聞いて観に来た。宇都宮宿南側入口不動前の先、新町にある名木だ。推定樹齢800年、樹高43m、根通約8mもあり1988年12月に栃木県天然記念物に指定された。かつてはケヤキは3本あり、2本を戦時中に供出し、一番大きなこの木が残された。江戸時代には旅人の目印になったことだろう。根元には小祠が祀られ、地域の方々によって大切に守られていた。

9月16日の台風18号の影響で亀裂が入り、消防が亀裂の入った幹にワイヤーを巻いて補強していたが、その上部から倒れてしまった。すぐ近くの南新町公民館がに直撃し全壊、隣接した民家も半壊した。



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宇都宮市新町2-1-3

不動前通りが旧日光街道・奥州道中だ。宇都宮城を避けるように西側から周り込み宇都宮宿に入るため左に逸れている。東武宇都宮線のガード付近が木戸のあったところで正式な宿の入り口だ。街道沿いを向いて天保10年建立の鳥居と祠ががあったが、さすがに今回の倒木で破壊されたしまっただろう。

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木のたもとには「大風の際は注意」という看板が建っていた。樹勢はあったとはいえ、後々の安全を考えると仕方ないのだろう。また切り株を観に来てみようか。

Yahoo!知恵袋
宇都宮市の崩壊寸前、新町のケヤキ温存と市民の生命財産は、 どっちが優先されるの?