がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

「全國花街めぐり」松川二郎

震災後の整頓で、某図書館にあった松川二郎の「全國花街めぐり」(S4)が閉架扱いになったようだ。「参考」「禁帯出」シール付で、そもそも検索にかからない本だったのだが。肝心の関東エリアが誰かに破られてたし。分類コード368。

こちらは復刻版。

 

『全国花街めぐり』は「全国の花街を網羅した最初の著述」(「著者の言葉」)であり、各花街ごとに、簡潔かつ細密な情報を記した本書は「後世史家が昭和の時代相を考究する上にも」(「同」)必読の資料である事は間違いない。
(復刻版発行の「ゆまに書房」解説より)

観光と色街がセットだった時代、こういう各地の事情を紹介する本は普通に存在したらしい。この本では栃木だと宇都宮、足尾、大田原が紹介されている(もくじによると)。亀遊廓足尾銅山の遊廓とともにピックアップされる時点で、大田原の色街がいかに隆盛を極めていたかがわかる。予告ページを見ると、後編では足利、日光、塩原を紹介する予定だったようだが、結局出版されずじまいだった。

松川二郎と言えばもう一冊、「三都花街めぐり」が復刻されてる。この頃に旅行ライターという職業が生まれたのは時代の要望だったのだろう。

県図にもさすがにないだろうな・・。

「全国遊廓案内 」(日本遊覧社, 1930)は近デにあるよ。

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