ツマの両親が安達太良山に紅葉を観に行くというので、お子と一緒について行くことになった。下の子は山デビュー。駐車場は超満車、リフト乗り場は大行列。
奥岳登山口からリフトで8合目まで上がる。いつものお手軽登山のパターン。スキー場といえば大音量のユーミンだが今の時期は自粛している模様。
ツツジ、ウルシ、ブナなどの紅葉が眼下に広がる。もっとすっきりと晴れていれば最高だが、日差しが強すぎてもイヤだし。
山頂駅から5分ほど歩くと薬師岳展望台。絶景が広がっているが薄曇りで紅葉もきれいに写らない。今日は智恵子ご自慢の空ではないようだ。万葉集の東北地方の歌である8首中3首は安達太良を詠んだものらしく、古い時代から認知されていた場所のようだ。
暫く見通しの利かないブッシュの中を進む。この辺が五葉松原か。木道が終わると、赤土のえぐれた滑りやすい路面になる。
暫くして前方遙か先に山頂の乳首が見えてくる。この山頂の突起が独特のため安達太良山は別名「乳首山」と呼ばれている。地図を見直すと薬師岳はもとより、胎内岩、勢至平、梵字石、弥陀ヶ原、僧悟石などの地名が見られ、吾妻修験に関連する場所なのかもしれない。
お子らもぐずらずになんとか登っている。もうすぐゴールだぞ。
山頂近くの尾根、樹木もなくなり荒々しい高山の様相に。風は穏やかであるが、少し肌寒い。矢筈森へ伸びるワイルドな稜線上の峰の辻は眺めるだけ。
50mほどの高さの乳首待ちの皆さん。並んで頂上からの景色を確かめたい気持ちもあったが、満足げなお子達の笑顔を見ていたら、充実感でもう充分だった。。おにぎり食べよう!