以前から白湯山関連のグッズを作ってみようか、と思っていた俺であったが、ちょっとした気のゆるみで本当に作ってしまった。
金剛界大日如来の種字であるバーンクに右書きで白湯山と入れてみました。
そう、これです。
板室一の木戸にある「アーンク白湯山」の碑
後ろのネームが入る部分にはお約束の「南無帰命頂礼」と入れてみました。
製作は帽子.コムです。早くていいお仕事をしてくれます。
さて賢明なあなたはあれ?と思ったかもしれません。大日如来の種字はアーンクじゃないの?と。
殺生石にある「(アーンク)高湯山大権現」の碑
白湯山・高湯山の霊場は出羽三山を模したもので、白湯山・高湯山(御宝前)は湯殿山にあたる山なので、本地仏も真似して大日如来なわけです。大日如来は金剛界と胎蔵界の2種があって、胎蔵界の大日如来がアーンクで、金剛界の大日如来がバーンクです。
上の碑でも見たとおり、大日如来の種字といえばアーンク(胎蔵界大日如来)の印象が強いんですが、仏像となるとなぜか
三斗小屋宿跡にある「金剛界大日如来像」
左手の人差し指を右手の拳で包み込む「智拳印」の金剛界大日如来がポピュラーです。コレは何故なのでしょう?種字も仏像の姿も、単にカッコイイほうが好まれて作られただけだったら面白いな。理由を知ってる方教えてください。