がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

大黒屋@中町

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新聞の記事を見て、白河の大黒屋という和菓子店に。ここは明治40年創業の老舗。最近では「白河ラーメン饅頭」なんてキワモノを世に送り出した処なんだが、今回は大黒屋の「白河十万石」を入手すべくやってきたのだ。ネットで場所を確認してから向かったのだが、大黒屋本店は、白河宿内のちょうど奥州道中沿いにあるのだった。場所的には中町の大手門口、高札場跡を過ぎて本町十軒店に向かう鉤の手を右折してすぐの処。以前奥州道中を歩いた際に店の前を通ってたのか。

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包装紙が白河城下の地図になっているのだ。筑波大学付属図書館所蔵の白河城圖と比べてもかなりシンプルで、デザインもポップなものだ。トーゼン二番町から伸びる那須街道(原街道)も描かれており街道ファンにも楽しめる内容。また中には「白河歴史探訪」と題したリーフレットが入っており、歴代藩主や戊辰の役・白河口の戦いのこと、名所案内を収録している。

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肝心の中身は、白玉求肥で小倉あんを包んで、黒須きな粉をまぶしたもの。ウマー。

旧宿場町に銘菓あり。古地図包装紙探しの旅はつづく。