がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

「ぃやどうも」の謎

地元の方言・なまりには特別の愛着がある。仕事で年配の方に接する機会も多いので、地元の方言のリスニングには結構自信がある。お客さんと接する場合でも、シチュエーションによって、標準語のほうが信頼できる人、しっかりした人と思われる場合と、多少方言を交えたほうが同じ仲間、親しみやすい人と思われる場合があることに気づく。

そんな中でずっと気になっていたコトバに「ぃやどうも」がある。地域や人によって「ぃやだうも」「ぃやだぁも」「いんやどぅも」「やっだー」などとビミョウに発音が異なるが、意味としては同意・感嘆、挨拶の言葉としても使われているようだ。「ぃやどうも、○○○」と後に続く言葉を省略したもののようだ。○○○は「大変でしたね」「すごいですね」「よかったですね」「困りましたね」「恐縮です」「びっくりしました」「こんにちは」などがあてはまる。

ex:
A「昨日はシステムトラブルで大変でよォ、帰ったの午前2時よ」 B「ぃやどうも」(それはまいったねぇ・たいへんだねぇ)


「ぃやどうも」は、クレイジーキャッツの映画や歌で、植木等が使っているので、昔流行ったコトバだったのか、とずっと思っていた。会社の同僚が、[矢板と塩原と黒羽と湯津上の「ぃやどうも」の発音の違い]というネタを披露していたので、気づきとして記す。

 参考サイト
 昔の茨城弁集  トップ
 栃木弁特有の表現(慣用句・連語etc)を集めてあります  栃木のことばより