がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

なす風土記の丘資料館小川館へ行く

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なす風土記の丘資料館小川館へ、碓氷氏の写真展「那須・塩谷南部の道しるべと交通路」を観に行った。写真の技術も長けている方のようで、塔碑の撮り方もうまい。碑文の陰影をよりはっきり写すテクニックを教えてもらいたいものだ。察するに塔碑を水でぬらして、あとはレフ版で光を調整するのかな。数十枚の塔碑調査表が展示してあったので、今後のためにメモらしていただきました。

 

隣接して古民家が建っている場所があったので寄ってみた。それは小川の民俗資料館だった。

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2件並んで建っており、ともに江戸後期の建築で平成2年に移築したものらしい。手前の小口家は烏山にあったもので、幅20m、奥行10mほど。入ると広い土間があり、右手には厩(うまや)がある。囲炉裏からうっすらと煙が上がり、なんともイイ感じだ。炭の煙い匂いって大好き。

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D70sの内蔵のスピードライトは、広角いっぱいにすると中央手前が影になっちゃうの。

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観光地、会津西街道の大内宿に行って興ざめしたのは、通りに面した茅葺きの建物の軒先にずらっと色とりどりの土産物を並べていて、風情がなかったことだった。あれは土産物販売の建物をべつの場所に建てるわけにはいかないのかな。でも集落内に蕎麦屋とか食べ物屋さんがないのはさみしいし…。

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こちらは小川から移築した永森家。小口家よりはちょっと小ぶり。民具がいっぱい展示してある。

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家に囲炉裏があったらいいのになあ。