がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

歴史セミナー「高湯山信仰について」

那須町の歴史セミナー「高湯山信仰について」を那須文化センターに聞きに行った。
この講演を観に行く下準備で、講師の先生の過去論文を県立図書館から取り寄せて読んだりした。白湯山・高湯山信仰研究の第一人者の講演が聞けるのだから気合も入るさ。HPの更新も滞りがち。ただ、県立図書館の蔵書になくて、図書館を通じて国会図書館からコピーを取り寄せねばならない文献がひとつあり、すったもんだで今日に間に合わなかったのが心残りだった。ネット上に書いてあった収録号数が間違っていたせいだよ。

白湯山・高湯山信仰研究の第一人者、廣本祥己(ひろもと・しょうこ)さんは、意外にも若い華奢な女性の方だった。とても険しい行人道を踏破するような感じではなかった。またなんでこんなマイナーな題材を専門にしたのかが疑問だったのだが、地元出身の方ではなかった。
今回の講演は主催が那須町ということもあって、「那須温泉史」/「那須文化研究#19」掲載の「高湯山信仰」(2005)をベースにしつつ、縁起・由来、参拝路、参詣の様子などをわかりやすく解説していた。また、未見の「那須湯元温泉神社内の石造物より見た高湯山信仰」(2002)と「那須岳白湯山・高湯山信仰の分布について」(2004)の別刷りも頂いてしまった。
講演後にちょろっとお話をさせてもらったが、子供たちを預けていた実家からTELがかかってきて…。もっと質問したいことがあったのになあ。