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がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

集落と街並

1955年(S30年)の栃木県の映画館

ここのところずっと県北の各集落にあった映画館について調べている。テレビの普及以前、どんな小さな集落にも一つぐらい映画館があった。それらの映画館の存在した期間や場所を調べるために、国会図書館や県図で当時の映画館名簿を閲覧コピーしまくったんだ…

石田屋@氏家 のたいやきを食す

さむくなってくると温かい甘いものが食べたくなる。氏家に来たらやはり石田屋のたいやき。10月から4月までの限定で販売してる。この店構えを観てくれ同志よ。 石田屋は明治初期から菓子店を営む老舗。石田屋のたいやきは氏家の冬の風物詩である。たいやき…

本宮宿南 追分の道標@本宮市

奥州街道沿い本宮宿南町の追分 劇場から数十m隔てて旧奥州街道が通る かつて本宮宿は奥州街道と会津道、三春道 相馬道が交差する交通の要衝で この付近では屈指の賑わいを見せた 飯盛女もかなりの数がいて遊廓も存在した 鉄道の機関区設置を郡山に譲ったた…

本宮映画劇場@福島県本宮市

福島県本宮市のアサヒビールの工場見学に行った。そのついでといってはなんなのだが、市内にある本宮映画劇場の見学を予定にねじこんだ。 旧奥州街道沿いメインストリートにある銀行の駐車場に車を止める。その裏手 路地を入ったところに目的の建物は立って…

金魚湯こと玉川の湯@栃木市室町

栃木市室町、明治22年創業の銭湯。 屋号は「玉川の湯」だが、壁に埋め込んだ水槽の金魚が名物で「金魚湯」の名のほうが有名に。 このたたずまい、よくぞ残っててくれた!! 木札の下駄箱に靴を入れて中へ お昼時で先客はひとり。おかみさんにお願いして中の…

昔の金灯籠付近のはなし

与一まつり始まる前、金燈籠付近散策してきたんだが、正法寺境内のお稲荷さん気になって手洗石の寄贈者名とか確認してたら境内であった方から貴重な情報が。正法寺門前にあった元下駄屋(M履物店)の建物を解体する際に建物の作りを見せてもらったら、入り口入…

郡山の夜、はしご呑み

国道4号線の東側に平行してはしる県道355号線(本町通り、中央通り、大町通り)がかつての奥州街道(仙台道)の道筋だ。郡山宿は安積国造神社参道をはさんで上町と下町に分かれた宿場で10町の長さがあった。道筋は明治期にそのまま陸羽街道になったので枡形…

与一まつり2013

屋台のイカ焼きが食べたくて大田原の与一まつりに行って来た。なんだかんだ言っても、県北でいちばん集客のある夏祭り。流し踊りの喧騒に、いろいろ昔のことを思い出した。西那須野のふれあいまつりは毎年雨に祟られている印象がある。終盤に河川敷で花火大…

大正十一年の防火週間

大田原にあった「時の鐘」の塔がデザインされたポスター大正11年、栃木県各管内の消防署が「防火週間」を通じて一般市民に防火意識をPRする活動を行った。「吾が防火週間」はその活動報告書で、趣向を凝らした当時のPR活動の様子を知ることが出来る。今…

元湯千軒の記憶

平安時代から湯治客で賑わい「元湯千軒」と呼ばれた塩原元湯。寛永年間の湯本塩原は48軒の農家兼宿屋と8箇所の湯屋があった。邯鄲(かんたん)の湯、梶原の湯、帯刀(たてのき)湯から引湯した橋本の湯、御所の湯、川原の湯、中の湯、姥の湯である。慶長16年…

ミツマタの群生地@棚橋入会山

なためさんのブログで教えていただいた伊王野にあるミツマタの群生地を観に行く。伊王野の市街を過ぎ坂本から県道28号に入る。大和須から棚橋を通るこの道は不通県道の探索に一度入ったことがある。坂本入口には大正元年の道標が建っており、「八溝山上野宮…

那須之漬

昭和初期の写真集「那須野写真帖」を見ていたら、以前から興味があった「那須之漬」の広告が載っていた。「那須野写真帖」というのは大田原町の写真館が作製したものらしく、奥付近くに大田原町内の名物紹介みたいなコーナーがある。 昔時、九尾の狐の住みし…

泉光院、那須野を彷徨う

「日本九峰修行日記」で泉光院野田成亮が辿った道のりをちょっと紹介。会津若松から那須野に入るあたりの日記。文化13年のリアル。 廿八日 晴天。荒井村立、辰の上刻。即時会津城下へ出づ、御城平地、角楼三つ天守の如く見ゆ、追手東向、廓広し、町東北にあ…

南天堂@本郷白山上

以前から「南天堂」とその時代に興味があった。取っ掛かりは辻潤とその思想・著作。この自由な発想、ユーモアあふれるエッセイが書かれたその背景に興味を持つうち、伊藤野枝、大杉栄、林芙美子とその周辺の書籍を読み漁る。寺島珠雄の「南天堂 松岡虎王麿の…

蔵の街栃木

栃木市の秋まつりに行ってきた。子供らと行ったので、本番前の街並をぶらぶらしただけだったのだが、それなりに雰囲気は楽しめた。メインは屋台の食べ物と街歩き。例幣使街道の宿駅として、また巴波川舟運の河岸があり物流の集散地として栄えた栃木宿には、…

鍋掛宿・越堀宿を歩く

那須野が原博物館の企画展「じっくり地図をみる」の企画見学会「昔の地図を持って奥州道中を歩く」に参加してきた。「奥州道中分間延絵図」を見ながら、鍋掛宿・越堀宿のエリアの史跡を見て歩く集い。講師は県の歴史の道事業にも関わっている松本氏。 まずは…

大田原仲町の銭湯

年末に教授を囲む忘年会があった。場所はいつもの「司」。集合時間より早めに親不孝に行って街を散策。「乃ん喜」の以前あった場所を確認してみた。大橋酒店脇から入る路地、というか軒脇は今も健在だった。ただ現在はあちこち更地になり駐車場となっている…

薄葉の問屋

日光北街道、箒川を渡り河岸段丘の坂を上がると薄葉宿がある。薄葉にはひとつの宿に2軒の問屋があった。「宿の問屋」渡辺家と「入(いり)の問屋」印南家だ。大田原晴雄氏によると、宿の問屋渡辺家は日光北街道の問屋であるが、入の問屋印南家はどこからの…

遊里跡を想う

今市の「日光珈琲・饗茶庵」の建物を観に行ったきっかけで、栃木県北にあった遊郭・赤線跡が今どうなっているかに興味を持った。今でも妓楼やカフェー風建築物が残っていたりするのだろうか?世間には同じような興味の人がいるもので、赤線跡の写真集や研究…

歓楽街の記憶 親不孝通編

’71住宅地図と現在の住宅地図を比較して、大田原の繁華街で40年以上同じ場所で営業している店舗を調べてみた。一番知りたいのは親不孝通りの店舗の移り変わりなので、中央1丁目付近だけなのだが。 大きな地図で見る 薬師通り 二葉屋と片岡屋薬師通り沿いの…

歓楽街の記憶

かつて、大田原の盛り場の中心といえば上町のこの路地であった。高度成長期以降、このわずか80m余りの路地だけでは手狭となり、中央1丁目、いわゆる「親不孝通り」が新たな繁華街として発展していく。 この路地の名称だが、ずっと「上町通り」と呼んでいた…

那須の漬を探そう

大正だか昭和初期に大田原の名物として一世を風靡したという「那須の漬」。どうやら福神漬けのようなものだったらしい。以前、教授と呑んだ時に建物が残ってるよ、と教えて貰ったことがあった。ずっとこの話を忘れていたのだが・・。先日、薬師通りを車で通…

大宮宿と上平河岸

塩谷町の旧大宮宿。 ここは、玉生から大宮、上平渡を経て宇都宮に向かう田原街道と、かつて氏家阿久津河岸に荷物を運んだ会津西街道大宮通りの分岐点。この場所にも「立場」の屋号の店がある。「塩谷町史」によると、大宮には明治期に建場があり、荷馬車一台…

たてばの名残り

「たてば(立場・建場)」とは、街道筋の駕籠や荷馬の人足が休憩する場所で、「継立場(つぎたてば)」あるいは「継場(つぎば)」とも呼ばれる。宿場間の距離が長い場合の休憩所の役割をし、ある程度の大きさの集落となり宿屋などの施設がある場合は「間の…

小休戸集落

今市から栗山を結ぶ大笹峠越えの道は、今でこそひっそりと静まりかえった山奥の林道であるが、昭和初期のころまで人や馬による物資の運搬が盛んに行われていた。栗山青柳からさらに桧枝岐、会津に抜ける裏道としての利用もあった。 「栗山街道」と呼ばれるこ…

まるめしあん@下伊佐野

下伊佐野堀ノ内のまるめしあん。下伊佐野堀ノ内といえば伊佐野道(石上道、伊佐野側からだと大田原道)の到着点。R4日産プリンス脇から法善寺、伊佐野道の馬頭観世音前を通り箒川渡河、雲入から堀ノ内というルートは現在でも地図上で推定できる。石上は大…

会津西街道の相之道通り

今市の相之道通りにやってきた。かつては今市銀座と呼ばれ賑わっていたこの通りは、かつての旧街道、会津西街道と日光北街道の起点となる場所だ。「アヅマヤ」の角から入る路地。現在でも日光北街道のルートを行く大渡が終着点のバス路線がある。起点は日光…

白河宿を歩く(覚書)

白河宿は、奥州道中とその脇街道である原街道(原方道)の終点であり、またさらに北へ向かう白河街道・奥松前道中(広義の奥州街道の続き)の起点でもあった。「白河風土記」にみられる文化年間の宿内を見ていく。参考:筑波大学付属図書館所蔵 白河城圖戊辰…

宇都宮の変貌ぶりに驚く

久々に宇都宮に出る。御本丸公園(城址公園)の近くを通ったので、建設中の復元工事現場を一周してきた。何時の間にこんなことになっていたのだろう?工事は2002年から始まっていたようだ。月曜なので資料展示施設の清明館は休みだった。宇都宮と栃木県関連…

消えた藤荷田村

那須野ヶ原公園の南口近くの分譲地に、六角地蔵と如意輪観世音がある。この場所は旧谷中官有地といわれる場所で、足尾銅山の鉱毒汚染で明治37年11月に集団移住してきた人々が入植した土地だ。如意輪観世音には文久2年10月と刻まれているので、それ以前の建立…