がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

湯船で極楽

宇都宮市内の銭湯

宇都宮市内銭湯ガイド タウン誌うつのみや 1973初夏号よりたまに大きい湯船のお風呂に入りたくなる。家の内風呂では得られぬ爽快感、芸術的な壁画、カコーンと響くお風呂エコー、裸同士の解放感から気さくに話しかけてくるおっちゃんたち。最近ではスーパー…

湯荘 白樺@塩原新湯

本格的な冬の前に塩原の新湯に来た。今年は温泉ぶるまいに参加できなかったが、何度か日帰り湯で塩原温泉を訪れた。今年は既に11月21日に降雪したみたいだ。今回は共同湯でなく湯荘 白樺さんに入浴させてもらう。 湯荘 白樺さんはもみじラインの道路から山際…

金魚湯こと玉川の湯@栃木市室町

栃木市室町、明治22年創業の銭湯。 屋号は「玉川の湯」だが、壁に埋め込んだ水槽の金魚が名物で「金魚湯」の名のほうが有名に。 このたたずまい、よくぞ残っててくれた!! 木札の下駄箱に靴を入れて中へ お昼時で先客はひとり。おかみさんにお願いして中の…

にごり酒温泉で湯治

塩原温泉から上の原を通り新湯に抜ける道、「旧新湯道」は、日塩道路(もみじライン、基となる道は昭和13年(1938)に開通)が出来る以前、新湯と塩原温泉をつなぐメインルートだった。人幅しかなかった道を幅員5mの道路に拡幅し、市道旧新湯線として平成2…

木賊温泉共同浴場岩風呂

先日父母が前沢の曲屋集落を見てきたというので、俺も久々に桧枝岐方面に。木賊(とくさ)温泉の共同浴場に寄ってみた。20年ぶりの再訪だ。 木賊温泉には来訪者も入れる共同浴場が2つある。西根川沿いの岩風呂と内湯の広瀬の湯だ。今回訪れた岩風呂は、渓流…

鹿の湯@那須湯本

下郷の佐藤先生達と御宝前に行く予定だったが、天候が思わしくなく断念、高湯山信仰の史跡と会津中街道の史跡を案内して、シメは湯本の鹿の湯へ。 殺生石脇にある明治38年頃の那須湯本の様子が描かれた絵に鹿の湯とともに行人の湯があることを説明。高湯山別…

むかしの温泉風景@那須野が原博物館

那須野が原博物館の企画展「むかしの温泉風景」を観に行く。フライヤのかわいいデザインは「ねこの温泉」という錦絵。展示では「甲子温泉」というタイトルのねずみのキャラクターの錦絵もあった。 温泉番付、有名温泉の真景図、鳥瞰図の案内地図、温泉地パン…

石間の湯 川原の湯@大網温泉

箒川沿いに湧出する大網温泉に行ってきた。 大網温泉は天保9年4月、関谷村の農民 庄之助により発見されたという。塩原村共有の温泉となり年期を決め入札により借用する形をとっていたが、佐藤某が湯守となり温泉宿を営む。当時は花柳病(瘡毒・疥癬)に治効…

和泉屋旅館@福渡戸

塩原温泉古式湯まつり 温泉ふるまい巡りのラストは福渡の和泉屋旅館。 まもなく創業480年になる老舗。戦国時代からやってるお店って。明賀屋駐車場にある高尾塚建立(文化13年)に関わっていたり、戊辰戦争の際、郡上藩凌霜隊が塩原口守備のために駐屯してい…

旭の湯・平成の湯@古町

新湯の上藤屋で昼飯。あいかわらずご飯の炊きあがりを待たされる。浮世の風が吹き込まぬ山奥の食堂で、かき氷を食べて待つのもおつなもの。がっつりと名物の天丼を食べて、箒川沿いの温泉街に下りる。 妙雲寺脇の駐車場に車を停めて門前をそぞろ歩き。門前銀…

元湯千軒の記憶

平安時代から湯治客で賑わい「元湯千軒」と呼ばれた塩原元湯。寛永年間の湯本塩原は48軒の農家兼宿屋と8箇所の湯屋があった。邯鄲(かんたん)の湯、梶原の湯、帯刀(たてのき)湯から引湯した橋本の湯、御所の湯、川原の湯、中の湯、姥の湯である。慶長16年…

下の湯@畑下戸

塩原温泉の古式湯まつりでは、無料で温泉に入れる「温泉ふるまい」というイベントを2年前から行なっている。お湯の恵みに感謝しつつ、塩原温泉郷におよばれに出掛けた。「湯っぽの里」に車を置かせてもらって、畑下(はたおり)温泉に向かう。共同浴場高砂の…

中の湯@塩原新湯

元湯千軒と呼ばれた塩原元湯が、江戸初期の大地震による地滑り・大洪水で壊滅し、湯本村の住人たちは新湯(荒湯)・高原・上、下塩原などに移住を余儀なくされた。爆裂噴火口跡近くに源泉のある新湯に、かつての元湯の姿を再現すべく宿屋・湯治場の開発が行…

老松温泉喜楽旅館@那須湯本

教傳道標から東(とう)公園跡を通って、つづら折を降りると、そこは白河米付け道の終着点、那須湯本だ。湯川を渡る「おさん橋」の手前に「老松温泉喜楽旅館」がある。ネット上では那須湯本の鄙(ひな)び系温泉としてつとに有名。開業はネット上の情報では6…

三斗小屋温泉 大黒屋本館

会津中街道交流会の第2回シンポジウムで三斗小屋温泉に宿泊した。中学生の野外学習以来、30年ぶりの訪問だ。 三斗小屋温泉は、康治元年(1142)、奥州信夫郡信夫村の生島某という人物の夢枕に「大黒天」が立ち、そのお告げにより発見したという。長らく黒羽…

温泉ふるまいの日

先日プチギックリ腰になり、腰をかばってるせいか腰痛がひどい。いい天気だし、温泉にでも浸かってくるかと塩原新湯むじなの湯へ。塩原の「古式湯まつり」で、入湯料が無料になる「温泉ふるまい」が行われることを、デミオさんの掲示板で見て知っていたのだ…

出羽三山総奥宮 湯殿山

湯殿山リーフレットより 山形県鶴岡市の湯殿山に行ってきた。R121から湯殿山有料道路で仙人沢まで上がる。有料道路を縫うように旧六十里越街道が通っている。出羽三山は三つの独立した山ではなく、出羽丘陵の南端の月山(1980m)を主峰として、その尾根沿い…

狢(むじな)の湯@塩原新湯

年末、久々の休み、親父と塩原の公共浴場に。塩原新湯、むじなの湯。二十代の頃は、朝から鶏頂山でスキー、昼前に上がってむじなの湯、午後は呑みという定番コースがあったっけ。来湯はかなり久々。 上藤屋と亀屋の間の急な階段を下っていくと左手に大師堂が…

大田原仲町の銭湯

年末に教授を囲む忘年会があった。場所はいつもの「司」。集合時間より早めに親不孝に行って街を散策。「乃ん喜」の以前あった場所を確認してみた。大橋酒店脇から入る路地、というか軒脇は今も健在だった。ただ現在はあちこち更地になり駐車場となっている…