がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

民俗・行事・風習

矢板暮市@本町

毎年12月26日に行われる矢板前新通りの暮市に行ってきた。猛烈な寒波がやってきているらしく日本海側は大荒れ。朝方はちらちらと雪が舞ったが、積雪はなかった。画像は日没間近の16時50分頃の様子。子供たちは冬休みで家に居たのだが、寒いので行きたくない…

茅の輪のお守り

先日の西光院の火渡り祭の時に茅(ち)の輪のお守りをもらってきた。茅の輪は、粗末な身なりに扮したスサノオに貧しいながらも一宿一飯を提供した蘇民(そみん)へのお礼として、あらゆる災難を避けられる茅の輪を送ったという伝説に由来する。茅萱は生命力…

嶽山箒根神社の例大祭

11月23、24日は羽黒山神社、嶽山箒根神社の例大祭。父がおたけさんの梵天が観たいというので宇都野に行ってきた。実際の梵天上げは初日の23日に行われるので、奉納してある梵天が観れるかな、と思い出掛けたのだが・・。その前に山麓の集落にあるおたけさん…

西光院大火渡り祭@下石上

下石上の西光院火渡り祭を観に行く。去年は12月初頭の開催だったが今年は11月24日で、つい最近まで来られるかわからなかった。今回は父を連れて参加してみた。 朝から時より風が強く、雲りがちだったがなんとか晴れてきた。今年は2回目ということもあり、唐…

大田原成田山 大火渡り祭

大田原市本町の成田山大田原分院遍照院さんの「大火渡り祭」を観に行く。朝はあいにくの雨だったが、開始時間に近づくとだんだん小降りになってきた。 山伏入場 栄町屋台入場 誓願の儀 旅の行者入場 法斧の儀 法弓の儀 法剣の儀 点火 大田原成田山の大火渡り…

火渡りの秋!

大田原市本町の成田山大田原分院遍照院さんの「大火渡り祭」が10月28日の日曜日に行われる。今年は休みを合わせましたよ。もちろん那須修験道昇龍講の皆さんも全面協力。あ、このうしろ頭は・・? 下石上の西光院さんは今年は11月24日(土)に開催。燃えろ護…

松野城間の白湯山碑

デミオさんご指摘の武茂村(馬頭)松野城間の白湯山碑を探しに行く。今日はいい日なのか、神社や地蔵のお祭りを道すがら何件かみかけた。松野城間は那珂川左岸の県道27号線沿い旧武茂小学校手前の場所。R294沿いだと大桶の対岸あたり。戦国時代に松野城とい…

ぼためし

墓参りにつくば市に行った際に、下妻の道の駅で見かけたもの。 ぼためし。彼岸の時に作る、おこわのアンコ包みをぼたもち(牡丹餅)、あるいはおはぎ(御萩)というけど、茨城ではこの風変わりなスタイルが当たり前なんだそうで。平たく敷いたおこわの上にア…

前略、東山道の上より

湯津上の親戚の田植えを手伝いに来た。このお宅、R294が通っている那珂川段丘上にあるのだが、家の目の前がまさに東山道(あずまのやまのみち)が通っていたと思われる場所。いや言い切ってしまうと語弊があるか。より大きな地図で 那須野ヶ原の街道と一里…

びやぼん

口琴(こうきん)をご存じか?日本ではアイヌ民族が用いた竹製のムックリ、金属製の口琴の琵琶笛(または津軽笛、びやぼん)がある。玩具というか楽器というか。口の前で弁をはじき、ビヤボンビヤボンと共鳴させる。アニメのド根性ガエルでビヨンビヨン鳴っ…

黒羽花市2012

黒羽の花市に来た。今日は宇都宮に用事があったのだが、夕方では間に合わないかもしれないので(黒羽の花市は18時まで)午前中にのぞいてみた。花市は日が暮れてからのほうが雰囲気があるが、こんなのもたまにはいい。 さかいりとコメリの間、ちょうど花市の始…

県北部花市・初市開催日程2012

ことよろです。恒例なので情報あげときます。 「さくら市氏家花市」 1/7(土)13:00-21:00 氏家中心市街地大通り 毎年7日に開催「花市(西那須野地区)」 1/11(水)9:00-21:00 JR西那須野駅西口桜通り 毎年11日に開催「花市(大田原地区)」 1/12(木) 10:00-21:00…

西光院の柴燈護摩・火渡り

下石上の西光院に「大火渡り祭」を観に来た。境内墓地脇に道場、その中央に祭壇と、薪と桧の枝で護摩壇が作られている。昨日とはうって変わっていい天気。 法螺貝を吹き鳴らしながら山伏が入場。那須修験道のほか、今回は下野真言宗と多氣山修験道の山伏も参…

下石上の北向き地蔵

野崎駅入口信号前に鎮座する北向き地蔵尊。その脇に以前掲示されていたのがこの礼讃詞だ。講で唱和されていたお念仏だろうか。おばあさんから聞き取りした旨が書かれていた。現在は南東を向いている。北向き地蔵尊 礼讃詞帰命頂礼下野の 那須の郡(こおり)…

西光院の十九夜道標と火渡り祭告知

下石上の西光院さんで、今年から「大火渡り祭」を行うとのこと。12月4日の日曜日です。 ご住職の話によると、那須修験道昇龍講のメンバーだけでなく、宇都宮多氣山修験道の方なども参加するそうだ。成田山遍照院に負けない盛り上がりを期待しています。本題…

火渡り祭

真言宗、天台宗系のお寺さんでは、「火渡り祭」というイベントをやっている。柴燈護摩の残り火の上をお経を唱えながら渡る儀式だ。山伏の間で行われてきた祈祷法を間近で見られるチャンスでもある。以下は当方が確認している栃木県北の火渡り祭スケジュール…

戦場ヶ原@奥日光

小田代ヶ原の湿原に湖が出現しているという。行ってみたいね、戦場ヶ原の自然研究路を歩けるのか、などと車中では盛り上がったが、子供達含め同意が得られず。結局、三本松茶屋駐車場向かいの展望台からサッと見回して終了。 ドライブイン内にあったかつての…

甚吉袋

帆布製の通い袋。昭和50年代ぐらいまで、酒屋から家にお酒を持ち帰るのに使っていたバッグを甚吉袋という。一升瓶がスッポリ2本入り瓶同士がケンカしない。紐穴に皮当て、底に金具脚が付くヘビーデューティーっぷり。「男山」は下野街道、会津高田にある酒蔵…

那珂川の漁撈用具展

県立博物館に来た。中央公園なんて何時以来だろう。企画展「那珂川の漁撈用具~人と魚の知恵くらべ~」を観てきた。奥会津歴史民俗資料館の田島町民具研の本で習俗の比較に興味を持って以来、この手の企画には足を運ぶ。 正直、期待が大きすぎた感はある。マ…

節分

花火がドンドン鳴ってると思ったら、今日は節分祭だったか。厳寒の日が続いていたが、今日は日差しがあたたかく、数日は立春にふさわしい日よりが続きそうだ。玄関や勝手口に、串に刺したイワシの頭にツバをかけて、ヒイラギといっしょに刺す。生臭いイワシ…

冬の疏水水車

そすいの郷に玄米を精米しに行った。他の精米所は1回分300円だけど、ここは200円。産直で玄米を販売してるからなんだろうけど、けっこう穴場だったりする。2軒待ちだった。待っている間、横を流れる縦堀の疏水水車を見ていたのだが、飛沫が凍って水車に氷塊…

干し柿

干し柿をひと吊し(?)頂いた。俺も子供達もピンとこなかったが、父母はハチヤガキ(蜂屋柿)だ、懐かしいなあ、やっぱり売り物とは違う、と大喜び。寒風にさらされ濃縮した旨味がじゅるるんとあふれ出す。母は大きい干し柿をまるごと食べて、次の日食べ過…

太夫塚のどんど焼き2011

太夫塚のどんど焼きを観に行く。考えてみれば、燃えてるのをちゃんと観たことはなかったかも。 夕闇迫る午後5時、神主の祝詞が始まる。 参道に並ぶのは厄年の人たち。トンボダンゴの並木が華やかだ。 神事のあと5時半からガラ撒きが始まる。 その後、代表の4…

トリゴヤを探す2011

朝からどんど焼きのトリゴヤを探してぐるぐる。 以前トリゴヤをみた平沢の田んぼには今年は建てられていなかった。続いて土屋へ。 土屋は15日のようだ。当日午前中に建てるとのこと。 金沢要金寺前の箒川堤防上、今年開通予定の高阿津橋(名称プレートはま…

西那須野花市2011

恒例の西那須野花市。昼間、大田原市内で「12日交通規制」の看板をみて、あれ?西那須野今日じゃん!と思い出した。子供らは寒いから行かない、だって。ツマと二人で出掛けることに。午後6時半に行ったのだが、アクアス・トライアル駐車場は満車。裏手の駐車…

後岡のトリゴヤ

矢板の後岡を通ったら、道路下の田んぼにどんど焼きのトリゴヤが建っていた。後岡公民館の脇の田んぼ。 以前、各地のトリゴヤを観てみたいと思い、探し回ったことがあったが、なかなかみつけられなかった。どんど焼きという風習自体廃止にしてしまった地区が…

近江屋の通い徳利

矢板那須線沿い西岩崎ポケットパークの隣に骨董店がある。 露天のあやしげなお店。西那須野の酒屋の通い徳利があった。ワンコインでいいというので貰ってきた。 現在、西那須野地区に近江屋という酒屋はない。持ち手の藁縄がすごい。 西ナスノ町とあるので、…

戦時中のタバコのみの話

タバコがないつらさはタバコのみでないとわからない。戦時中、タバコは配給制で、朝7時からタバコ屋で一斉に売り出されるため、早朝から店前に行列が出来たという。その頃流行った替え唄「金鵄(きんし)」輝く十五銭はえある「光」三十銭「鵬翼(ほうよく…

ハタンキョ

台所でつまみ食いしたハタンキョの塩漬け。 梅雨のじめじめが吹き飛ぶ爽快感。塩漬けすることにより、強烈なすっぱ味が抑えられる。赤く熟して甘くなるまで待てない悪ガキたちの暮らしの知恵だ。巴旦杏(ハタンキョウ)と書くらしい。スモモの一種。

きぬかつぎ

おやつに「きぬかつぎ」を食べる。きぬかつぎとは、里芋の小振りな出来損ないを皮付きのまま茹でたもの。食べる際には、茹でたての熱いうちに一部だけ皮をむき、醤油に付けてブドウのようにペロンと実を押し出して口に放り込む。素朴だが、すごくうまい。昔…