がりつうしん

那須野ヶ原を中心とした話題と与太話、ほぼ余談。

奥州道中

白河だるま市2023

毎年2月11日に開催される白河だるま市。コロナの影響で中止を余儀なくされていただるま市が3年ぶりに開催された。前日は雪で電車で行くことも考えたが、道路も乾いて安全に白河入りすることが出来た。 白河だるま市は旧市街奥州街道の白河宿内の目抜き通り…

本宮宿南 追分の道標@本宮市

奥州街道沿い本宮宿南町の追分 劇場から数十m隔てて旧奥州街道が通る かつて本宮宿は奥州街道と会津道、三春道 相馬道が交差する交通の要衝で この付近では屈指の賑わいを見せた 飯盛女もかなりの数がいて遊廓も存在した 鉄道の機関区設置を郡山に譲ったた…

新町のケヤキ、伐採に

宇都宮市新町の大ケヤキが切られると聞いて観に来た。宇都宮宿南側入口不動前の先、新町にある名木だ。推定樹齢800年、樹高43m、根通約8mもあり1988年12月に栃木県天然記念物に指定された。かつてはケヤキは3本あり、2本を戦時中に供出し、一番大きなこの木…

御茶屋峠@白河市白坂

奥州道中、白坂宿から2キロほどで、立て場の皮籠集落がある。文化年間に編まれた「白河風土記」によると、皮籠集落はその東にある「吉野宿」から移転してきたのだという。吉野(芳野)宿は、芳野遺跡として発掘調査が行われた白河南中学校付近にあったらしい…

石阿弥陀の一里塚@白河市白坂

白河市内に唯一残る一里塚、石阿弥陀の一里塚(別名 芳野の一里塚)を観に行く。場所は白河南中学校の東側、「天地人」で上杉防塁とされた鍛冶屋敷跡の土塁も近くにある。 鍛冶屋敷跡に現在住む方のお宅の敷地内に、地名の由来となった石阿弥陀の石碑を納め…

夫婦石坂@芦野

黒川集落対岸の夫婦石坂(仮称)のある斜面の樹木が伐採されている、というPUUさんからの情報で、奥州道中の黒川集落にやってきた。 以前の丘陵の状態現在の県道は、黒川を渡河し夫婦石の丘陵を巻くように造られているが、かつての奥州道中はこの丘陵をつづ…

天狗党の碑@簗場

黒川沿いの中の川集落の川下、菖蒲沢と黒川集落の間の東岸に簗場と呼ぶ平地がある。その山岸に天狗党浮浪徒十四人の墓が南西を向いて立っている。現在は田圃となっているが、元治の頃は萱や葦の生える秣場だった。 元治元年甲子年十月十九日浮浪徒十四人墓明…

「那須町史資料集第4号 奥州道中 芦野宿~明神峠」

那須町教育委員会から「那須町史資料集第4号 奥州道中 芦野宿~明神峠」という本が出版されていることを白石さんから伺った。今まで県教で「歴史の道」調査をまとめなかったばっかりに、奥州道中ものといえば今昔三道中独案内 が最強と云われてきたが、さす…

寄居、よりいっそう満喫

先日の奥州道中の復習も兼ねて、寄居付近をうろうろしてきた。 「那須町の石仏芦野編」の巻頭にある地図に、奥州道中沿いの本郷手前に「道標」の表示が二ヶ所あったので、これを探すのがメインで、あとは山中大久保の馬頭尊二つと旗宿道の豆沢(ずさわ)の馬…

奥州道中の寄居~白河宿女石を歩く

奥州道中の寄居~白河宿女石を歩く。スタート地点の寄居本郷の旧道沿いに向かうために、まずはJR豊原駅から3km歩かねばならなかった。途中水場のある山道は、雰囲気があって退屈はしなかったが。 雰囲気のある石仏群のある奈良川沿いの戸上商店の丁字路から…

奥州街道 大田原宿~寺子宿を歩く

大田原宿寺町の鉤道なためさんとまるみやさんと俺で、奥州街道の大田原宿~寺子宿を歩いた。出発は午前7時30分。下町薬師堂から金燈篭交差点、寺町、龍頭城へと大田原宿の面影を残す町並みをじっくりと散策した。本陣・副本陣跡は当然跡形もないんだが、21世…

寺子のエドヒガン

終点寺子宿でみたサクラ、超見頃です。樹齢350年。案内板にエドヒガンって書いてあるんだからエドヒガンなんだが、一応花の特徴をチェック。 「花は淡紅色~白色 径は2.5cm~3cm がく筒とがく片には伏毛があり、がく筒は中央部がくびれる 染井吉野と同じ頃に…